ピーチとライム

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今さら「White」雑感

「White」「NEWS」を聞いた感想をざっくりまとめたメモが発見されたので、失くす前にデータ化しておこう計画。
アルバムリリースからそこそこ経ってるのでいまさら語るのかよって言われるかもしれないんですけど語りたいタイプのオタクなんですすみません。私が聴いたのつい最近だし備忘録だから(といえば許されると思っている)

とりあえず今回は「White」通常版を。

01. MR.WHITE

めっちゃ好みの曲ですありがとうございまーーーす!!!!
トランペットちっくな電子音(ですよね?)も好きだしサビのバックで入るヒュウ!だかフゥ!みたいな声も好きだし裏拍とってるっぽくなるところも好きだし一曲目からすでに感謝の五体投地する気満々。
「思いを自由の筆に」っていうワードが「これから何色にも染まるんだ」っていうのを暗示しているようでとてもわくわくする。
あとこの曲のBPMが私の歩くリズムと一致しているようで、よく頭から離れなくなる。

02. KAGUYA

この曲におけるNEWSさんたちのポジションは何なんだ。2番で「姫の家に入りてみれば~」のあたりを使ってるし、一応帝視点ってことでいいのかなあ。それとも物語全体の俯瞰? かぐやをファンと仮定すれば帝がしっくりきますね。
「あなたが僕を弱くするんだ」の部分を手越さんに持ってきたひとにお歳暮送りたい。あんだけ強気な攻めるパフォーマンスする人に言わせるのずるすぎるでしょ。
サビの「SAGA」は大叙事詩としての「SAGA」と「性」を掛けてるんだろうな。ニクイね。
ていうかPV蜷川プロデュースとか豪華すぎません???
原色の奔流とか艶やか和ロックっぽい世界観とか大好物ですありがとうございます(原因は多分に椿屋のせい)
麗しの世界観にいる麗人たちとか無条件俺得すぎる。これのPV見たさにカラオケでDAM使うようになったよ……
基本的にシングルってあんまり追わないんですけど、これに関してはシングル初回盤欲しすぎて震える。

03. NYARO

めっちゃライブ映えしそうだなって思った曲。ただ時期は選ばないとな! 秋冬はちょっとな!
にゃろ!ってこんにゃろ的な意味でいいんだよね? 意味に反して発音がひたすら可愛い。
テゴマスが女のひと「あれ」呼ばわりしてるの意外過ぎてびっくりした。いやでもコヤシゲだとガチのそっけなさが出かねない(特にシゲさん)のでこれでよかったのか。
チャンカパーナとか渚のお姉サマーもそうだけど、こういう頭弱い系の曲(※誉めてます)を歌いきれるアイドルってそういない気がする。パブリックイメージとかの正統派な爽やかさがあるからできるのかも。

04. SEVEN COLORS

ジャニーズのお家芸スポーツソングだ!!(どっちかって言うとバレーがそうだけど)(NEWSにサッカー曲が多いのはジャニーズっていうか手越さんの影響だけど)
今まで白or単色だったカンバスをざっとカラフルな色に染め上げるの好き。
手越さんのロングトーンを堪能するための曲。これが努力と才能が合わさった真骨頂って感じで聞いてて気持ちがいい。
Bメロ「そうだまだ まだ We go to the top!」のユニゾンときめく。
2番サビのYou're so...ってシゲさんだよね? ここの言い方めっちゃ好み。
ラップ後のシゲさん「ゆるぎない夢へ 走り出すColor」→増田さん「ずっとずっと駆けてく」のつなぎがなめらかで至上。

05. Weather NEWS

めっちゃライブ映えしそうな曲その2。コール&レスポンス超捗りそう(White魂未体験並感)。
Aメロ手越さんの《RAINY→CLOUDY→SUNNY→HONEY!》が最高オブ最高って感じ。特にHONEYの吹っ切れ感。「これこそ俺の求めていたアイドルだ……!」って私の中のドルオタが咽び泣く。
シゲさんのラップで禿転がるオタクはこちらです。シゲさんのお声は人一倍加工映えするんだなあ。「西高東低から未来を創世」は次の「正攻法」とかけているのと、冬型の気圧配置だから(NEWSの歴史における)冬→春(未来)に進む、って意味もあるんだろう。
小山さんの台詞めいた「Weather NEWS」で終わるの超楽しい。

06. SuperSONIC

サイバーロックって言えばいいのかな、こういうビートしっかり刻む曲大好きです。増田さんぽいなあと思ってたらリリース前から増田さん推してたらしくて笑ってる。
サビ前の音譜がどうなってるのか見てみたい。変拍子ではないんだろうけど不思議なテンポになってる。
シゲさんの「HighからLowまで届けるなら永久に」が至高過ぎて毎度ここで昇天しかける。
あとこの曲のサビ車のCMに使われていた気がしてるんだけど気のせい???
幾らググっても出てこないからたぶん何かと取り違えているんだろうけど、なんていう曲なんだろう。SuperSONICの曲調めっちゃ好みだから気になる。

07. Black Jack -Inter- → 08. BYAKUYA

好きすぎて何を書いたらいいか分からない。Black Jackでわくわくを煽ってからBYAKUYAに繋げるの最高すぎるでしょ……。Black Jack挿入の理由はBYAKUYA単体だとアクが強いというか、全体の流れに対して浮きすぎるからだったらしいけど、本当に大成功だったと思う。なんていえばいいんだろう、学芸会の発表とかで、照明が落ちてわくわくし始めるあの感じがある(己のたとえの卑近さに絶望している)
それにつけても要素を足して足して足して割らない!!みたいなてんこ盛りっぷり。なのに一つの曲としてまとまってるのがすごい。曲聴いてるんじゃなくてオペラとかミュージカルを見てる気分になってくる壮大さ。
漢字で書けば「白夜」なんだけど、曲調から連想されるカラーが圧倒的黒なのも面白い。あとローマ字表記でKAGUYAとの双子感が増している。
あまりに豪華だから最終的にユンハヌス・コッコよろしく船燃やそうぜ! って気になってくる(フィンランドにおける白夜の風習と某海賊感が頭の中で混ぜるな危険した結果)。悪いもの全部祓おう。
聞くところによると駕籠燃やしたアイドルもいるらしいし

09. ONE -for the win-

BYAKUYAで全体を覆っていたダークさとか、霧めいたものがザーっと晴れていく爽快さがアツい。単体だとサッカーソングなんだろうけど、アルバムの文脈で聞くとむしろ勇者たちの凱旋っぽいなー。
Aメロのシゲメロ手越ハモ本当にありがとうございます。有難いが過ぎる。歌割担当の方にお歳暮とお中元一気に送りたいしこのコンビのハモは国宝に指定されるべき(推しには信仰レベルの盲目を発揮していくスタイル)
増田さんのラップ本当上手いなあ。安定感がある。このアルバムでも結構担当しているし、歴長いのかも。

10. White Love Story

帰ってきた、というかここでやっと来た正統派王子様要素。全体として少女漫画の最終回感すごい。
リードトラックと同じ色になるのいいなー。MR.WHITEは0か1かって感じの白だったけど、こっちはすべての色を踏まえた上での白って感じ。加法混色の中心みたいな(伝われ)
シゲさんの高音で「セリフはもう決まってたんだ 受け取ってくれるかな」って受け取らない人いるの????
誰も彼も息多めのやわらかい声で嬉しい。2番Aメロの増田さんのお声がもう、生クリームとかスフレを彷彿とさせてくるくらいとろっとろで好き。
大人だからこそ嫌味なく歌える曲って印象だなあ。

11. 愛言葉

White Love Storyで真っ白にしたカンバスに、ほわっとメンバーカラーが乗る感じ。
彼等の第二楽章への布石にも聞こえるし、NEWSというカタルシスの終焉を意味しているようにも思う。映画のエンドロールでかかる曲部門ぶっちぎり1位。スタッフクレジットの横に4人のオフショを流しながらでお願いしたい。
ただ、ずっと一緒とか言い出すしでアルバムの文脈だとWhite Love Storyとは……ウェディングとは……感がすごい。夢オチ?


12. ロメオ 2015

(無印ロメオ未試聴なんでそっちには触れません)
ラテンというかフラメンコの香りがするし、歌詞の内容が歌謡曲っぽいの好き。同じ系列でベサメムーチョとかポルノのジョバイロも好き。匂い立つ昼ドラ感。
己をロミオ(タイトルはロメオだけど)、「彼女」をジュリエットにたとえちゃう陶酔っぷりにひれ伏すしかない。このナルっぷりはアイドルじゃないとできないと思う(※超誉めてる)
小山さんのお声がまたどっぷり艶やかって訳じゃなくて、爽やかさの残る声だから余計にくるものがある……これが初恋なんだろうなと思う感じ
別のソロでド直球失恋ソングも歌っていたしもしかして小山さん「こっちを向かない人」が好きなんじゃと思わなくもない。追われるより追いたいタイプ?

13. Skye Beautiful

最初しっとり入ってくるから繊細さを伴う美しさを強調する曲かと思ったら、急にどちゃどちゃ音が入ってくるこの二面性、すごく増田さんっぽい。黒増というか、増田さんが雄の面をのぞかせるのすごい好きです。
タイトル「Sky」だと思ってたんだけど「Skye」なんですね。ゲール語? 空と翼って掛けてないわけはないと思うけれど。
くるっくる色んな裏と表が切り替わって、でもそれが一つの「美しさ」を形成する感じ、増田イズム効いててよい……

14. あなた

歌詞もシンプルだし音を極限まで引いて(加工もハモもない)、ひたすら「歌を聴かせる」ことにした判断、どなたのものか存じ上げませんがよくやった(大上段の感想)
手越さんの努力に裏打ちされた、けれどそうとは感じさせない歌唱力があればこそできる表現の仕方だと思う。
息遣いまで作品の一つとして感じられるの至福……SUKI……
語るよりも聞いてくれってタイプの曲。

15. ESCORT

オッシャレ~~~~!!!!(事ここに至って語彙力が逃亡しました)
世界観プロデュース力NEWSトップの底力ここに極まれりって感じ。
環境音で始まって環境音で終わるの好み過ぎて毛根が死滅した。BYAKUYAがミュージカルならこっちはショートムービー見てる感。
その他メモが捗りすぎててヤバいことになってるのでちょっとはしょる。たぶん機会があったら別の記事で語ります。
ハイパー余談だけど父が私の部屋に来た時に偶然これをかけていて、「この曲いいね、なんていうの?」と尋ねられました。普段ジャズとビートルズしか聞かない55歳男性まで引きずり込むシゲさんのプロデュース力ヤバい。



以上! 長かった!
しかし、私が「手越さん由来のシゲ推し」であることを差っ引いてもコヤマスに関しての言及が明らかに少ない。理由は簡単、増田さん⇔小山さんの聞き分けがびっくりするほどできないからです。
手越さんは分かって、シゲさんも分かって、増田さんもまあまあわかって、でも小山さんがほんと土下座したいくらいわからない。本当、増田さん⇔小山さんの聞き分けが鬼門どころの話じゃない。
増田さんは「そうだ」っていうのはわかるんだけど「そうじゃない」が分からないから……そこで声質の似た小山さんに来られるとわからない……滑舌くらいしか私の区別できる点がなくなってしまう……性能のいい耳がほしかったよ