ピーチとライム

NEWSと本と音楽

生まれたことに感謝したくなるアルバム「QUARTETTO」

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

お題をお借りしてまで書くことかとも思ったんですけど書かずにはいられなかった。

 

NEWSのニューアルバム「QUARTETTO」がやばい。こんな素晴らしいアルバムが生まれたことに感謝しかない。それどころか「ありがとう……こんな素晴らしいものに触れられる世界に産んでくれてお母さんありがとう……」みたいな明後日どころじゃない方向への感謝始めちゃうレベル。
有難いことに我らがシゲアキカトウが自らライナーノーツしてくださっているので、詳しくはそっちを読んでほしい。愛にあふれていて幸せになれる。私は音楽的なことはさっぱりだし、重箱の隅レベルの感想しかかけない書かないので。
ていうかありったけ自分の感想を書くためにまだ他の皆さんのはてブロ読んでないんですよ!早く読みたい!この持て余しまくってる熱を分かち合いたい!!
なお今回の感想は初回盤収録分に関してのみです~なんでって通常盤まだ入手できてないから! 気になってることあるので入手したらまた記事書くと思います。考察もしたい曲ある。

ってわけで以下全曲。手書きのメモをパソコンで書き起こしする方法とってるんですけど字が汚すぎてすでに心おれそう

01. Theme of "QUARTETTO"

はい大勝利~~!!!勝訴~~~~!!!!(気が早いにも程がある)
大事な一発目で、音も声も自分たちが今まで積み重ねてきたもので勝負する、その心意気たるや惚れるしかない。
収録曲のボイスがエッセンスみたいに連なっていて、映像付の部分とは印象が変わるのもとても好き。
そしてわかってはいたけどfromチュムチュムボイス勢(ex:シゲさんのチューッチュッチッュと手越さんのエンヤ~エンヤ~エ~ンヤ~)が強い。どんな中にいてもわかる。
これ確実に今度のコンサートのOvertureに使うでしょう? もう絶対カッコいいって。個人的には最後のドゥーンでいったん照明と映像落として、スモークとともに現れると思ってる(発言に責任は取りません)
あと歌詞カードの歌詞部分に四線譜おいてあるのどちゃくそ好みです。歌詞がないから、空白にもしておけるんですよね。でも四線譜を置いたの、"4"と"始まり"ってことを強く意識させる方法としてこの上なく成功だと思う。

02. QUARTETTO

四重奏にメロディラインって振るのありがたみしかないだろ。誰がサブでもメインでもないんだよ~~四人で奏でることそれがすべてなんだ~~~
セリフ部分はチャンカパーナの順番とおんなじにしたよみたいなことをシゲさんだったかな? が言ってたんですけど。チャンカパーナの時は愛くるしさマシマシだったまっすーがこっち方向にふってきたの、まじおたくの心臓鷲掴みにする気満々だよね。むしろ握り潰されるわ。
おまけにこんなにかっこよくてスキル班なのにMVのメイキングとかVS嵐とかでぽんこつ発揮してたりするんだからもう!!!愛しい!!!!!増田正座久ほんと推せる要素しかない(タカヒサマスダの可愛いに中てられすぎてリアルに吐いたひとの感想)

03. ANTHEM

サッカーソングだけどにゅすさん自身のこととしても聞けるの秀逸だと思う。
「歓喜起こす夢のプレー」の「プレー」のシゲさんの声の伸び至高過ぎて禿げる。
ANTHEMのラップ、このアルバムのベストオブラップだと思ってる。
あとシングル収録だったころから気になってた、最後のロングトーン誰か一人だけ早めに息上がっちゃったぽいのやっぱり誰だかわかんない。すごくときめくんだけどだれだ。

04. シリウス

ブラ曲に駄作なし、ってさんざん言われてるけどこの曲で極まったなあって思う。今までがテンション軽めのハッピーラブソングだったからこそ、切ない歌詞がさらに生きるよね。もちろん単体で聞いても文句なしの良曲。良曲過ぎて聞くたびになんでこれをシングルカットしなかったんだよ!!!! って勿体ないお化けがポルターガイスト起こすレベルだよ。けど、カットするなると九割五分ブラのCM曲ですっていう触れ込みとともに各種番組に出るわけで。夏の間中パブリックイメージレベルでブラのイメージをしょい続ける可能性を考えたら増田プロあたりからNG出そうだよね……とも思う。仮にも男性アイドルとブラってねえ、みたいな。けど見たい。これ引っ提げてえむって出てほしかったよ!!出演枠なんかいくらあったって無駄じゃないんだからな!!おたくは強欲だ。
あとブラタイアップもそこそこ積み重なってきてるから、そろそろ今~来夏あたりににゅすのカラーリングブラ出してもいいと思う。重い色のメンカラないから夏に使いやすいし。

05. Touch

少女漫画要素だ~~~~!!!キラキラだ~~~!!!ここがしあわせに満ち満ちた場所か~~~!!!(大の字)(語彙力は死にました)
この曲クリスマス前に聞きたくない??
あと曲関係ないですけど、歌詞カードでTouch詞の横に写っている手越さんがさいっこうにフォトジェニックで心臓が無事破裂しました。しんだ。

 

06. NEWSKOOL

小山さん伝達(ニュースキャスター)系、まっすーファッション系、シゲさん釣り&執筆系ときて手越さんサッカー要素見つけられないんですけど参照:ANTHEMってことでいいですか。それとも歌で消化なのかな。
「Check out our WEB PAGE」→リング? それともメン愛見ればいい?
「こっちおいで」って言うタカヒサマスダ、まじイケメがすぎてて日本中の女子がそっち向かっちゃうから。民族大移動起こっちゃう。
N.E.W.S.の言葉遊びもそうだし、歌詞中に自然にメンバーの名前を織り込んでるのすごい好き。ただ「I'm K」「まっすーぐに」「シゲキ的に」ときて手越さんだけ「言うよ 言うよ」と「U-Yeah」で二回使ってるの笑う。サッカー要素触れてないからかなあ。
どうでもいいけど
"始まりは皆同じ思い/Ur NOT ALONE"

"始まりは皆同じ思いよ 越えろ"
に聞こえていて越えろ?ここも手越さん要素か???っておもった(わたしの耳がバカなだけ)
ていうかこの曲珍しく手越さんが裏に回ってるんですよね。手越イズム控えめだし、ハモがメインだし、そもそもソロの歌割が他の人よりも少ない。そのぶんシゲマスが輝いてる。
しっかしこれのコーレス難しいけどたのしそ~~~~

07. 四銃士

これは考えるよりも感じろっていうかDVDシングル買ってみてくれ。映像が割と大きなファクターだからさー。
オケとのコラボが豪華過ぎて死んだおたくは私だけじゃないはずだ。ここからアイドル×クラシックが広がっていけばいいなあ。ドルクラシック(ベルクラシックと同じ発音)の先駆者かつ第一人者になってほしい。
……だからこそこの豪華さでDVDとはいえシングルカットしてんのに全然音楽番組に呼んでくれなかったことが悔やまれる。実際問題毎回オケの日程抑えなきゃいけないって考えたら……無理は言えないけど(言うけど)。だってあのブラック衣装で歌い踊るにゅすさんとか何度だって見たいでしょう???
To Be continuedだそうなので(PV参照)、続編めっちゃ期待してるんでよろしく!! 優雅にギラつくにゅすさんが好きだよ。

08. Wonder

これ嫌いなヲタクいないんじゃない!!!? ってくらい大正解の曲。裸足のシンデレラボーイでも思ったけどアイドル×エレキギターかっこいいよ~!!
前アルバムのポジションでいうとスパソニ+BYAKUYAって感じかなあ。かっこよさが天元突破してる(Wonder)
この曲に関しては魅力ポイントかき始めるとあほほど長くなるのが読めすぎているので箇条書きで。

・イントロの増田さんの英詞好きすぎて着メロにしたい。
・「No Need!!!!」で感嘆符4つついてるの全員で言ってる感全力で出してて感謝しかない。
・1サビ前のテゴシゲコンビのハモいいなあーー好き
・Bメロで「求めるのは偽物じゃない」って歌った手越さんが大サビ前で「真実」の歌詞を歌うの最&高すぎ。この歌割したひとを北海道のまわらないお寿司屋さんに連れて行きたい。
・大サビの手越さんのフェイク魅力どころか魔力があると思う。伝説の古代竜とか呼べそう。圧倒的主人公力。
・A、B、サビ、大サビ前で全然曲調違うの面白い。あとこの辺がBYAKUYAっぽいって感じた理由なんだろうなあ。

あと私この曲に限って全然歌ってる人の聞きわけができないんですよ。他のはそうでもないんだけど、これは重なって歌われるともうほんと声が一つに溶けてて見つけられない。でもそれだけみんななめらかに声を出せてるってことなのかあと。
そしてこんだけ曲もテンポもガンガン行こうぜ系でカッコいいのに歌詞見ると実は拭いきれないワンチャンラブ枠疑惑が出る*1のも好き……エロさを隠して昇華してきたなこのやろう!!好き!!!

09. ライフ

wonderであらぶりまくった心をいい感じに落ち着けてくれる。そして歌詞が本当にいい……
なぜか星めざと近しい印象を抱いた。「いのち」の話をしているのと、その表現として星に関するワード使ってるからかな。
シゲさんの「限りある時間と今は気づいてる」、増田さんの「鼓動が鳴り止むまで その日まで」で涙腺ぶっ壊れるのをやめられない。

10. チュムチュム

安心と信頼のインド。これに尽きると思う。
シングルカットされてた時はあまりのインドっぷりにこれアルバムに入れた時に浮かない? とすら思ってたのに馴染むんだからこのアルバムの構成力の高さにひれ伏すしかない。
「割れた隙間から 溢れた吐息 食べたいよ」小山さんが全年齢対象で大丈夫?ってくらいエロくてやばい(深刻な語彙難)
ちなみにカラオケでPV流したら初視聴の友人(非ジャニオタ)が爆笑しすぎて呼吸困難になってたんですが、10分後くらいに真顔で「ごめんもっかい見ていい?」って言ってたの面白すぎた。チュム出のにゅす担になりそうで笑いながら見てます。PVメイキングで小山さんが言ってたことは大成功でしたよ。
これライブで衣装どうするんですかね。PVで使ってたあのじゃらんじゃらんの衣装で出てほしいけど、衣装替えして一曲目じゃないと出オチ感すごそうだし他の曲との親和性とか考えるとどうなるんだろう。楽しみ~

11. Departure

アイドルだ~~~!!!(アイドルのアルバムを聴いてるのにお前は何を言っているんだ)
私の思う「アイドルらしい曲」って明るくて希望に満ち溢れてて元気や勇気づけてくれる歌詞で光がさすって感じなんですけど(伝われ)、Departureはまさにそれ。
「QUARTETTO」で「Take you all "QUARTETTO" world」って言ったひとたちがここで君だけの旅路に送り出すの尊すぎかよ。
ライブの曲順、DepartureからTRAVeLiNGしてインド着かなって勝手に思ってる。

12. ヒカリノシズク

「四人で歌う、奏でる」ことをテーマにしてきたアルバムの最後で「何度も 何度も 僕らは歌うよ」って宣誓のように繰り返すの、精神の浄化力が尋常じゃない。
私は傘蟻関連の諸々を「『痛み』についてのオムニバス」だと思ってるんですけど、この曲は特に、暗い所にいたからこそ分かる光の明るさってイメージがしてすごく好き。
突き抜ける青空のように底抜けに明るいわけじゃないけど、救いはちゃんとある。あと雨上がりって一番空気がきれいじゃないですか。そんな感じ(積極的に説明を放棄していくスタイル)



こうして「Theme of "QUARTETTO"」から始まった四線譜に連なる音楽が「一旦」鳴り終わるわけです。なんで「一旦」かって、初回の歌詞カードのデザイン、最後においてある音楽記号が四分休符なんです。そしてこの楽譜、複縦線がないんですよ。っていうか縦線自体がないんだけど。複縦線がないってことは、終わらないんです。少し休むだけで、これからもまだまだ続くよっていう彼らからの意思表示なのかなと思いました。深読みしすぎマンなんだろうけど信じたい~~~!!

あとジャケット等々のデザインで使ってるのが音楽記号ばっかりで、音符がほぼないのなんでかなーっておもってたんですけど。歌詞カード裏表紙には音符あるんですよね。でもそこにメンバーの写真はなくて。つまり音符=にゅすさん? 「彼ら」の所有している「音」なのではなくて、「彼ら自身」=「音」だから音符使わなかったのかなっていう。シンボルとしてダブるから。……っていう脳内を3秒で駆け巡った妄言です!忘れて!*2

総括としては速度に差こそあれ「進む」ってイメージの曲が多いなあという印象*3。他のアルバムでもそうかもしんないけど、初視聴の時からそう思った。
それから前アルバムと比較してコヤシゲの歌唱力の伸びが尋常じゃない。二次関数か?ってくらいガンガンに上がってきてる。

ほんとね、手越さんが「俺の意見で聞かない曲が出ちゃうともったいないから、取材によって答える「好きな曲」を変えてる」ってニュアンスのことを言ってた*4んですけどほんとその通りだと思う。聞かない曲あるの勿体ない!!!って思わせてくれるすごいCD。もっというと構成力高すぎてランダム再生することすら惜しい。みんな聞いてくれ。僻地ブログでもダイマしたくなるレベル。

で、こんな素晴らしいアルバムを引っ提げたツアーがもう再来週?から始まるわけですよ!!うわ~~ライブ行きたい~~~!!!!いけないけど~~!!!!後生だから四奏魂は円盤化早めに頼むな!!!!!(思い出される「White」の呪い/しかもまだ出てない)

 

 

QUARTETTO【初回盤】(DVD付)

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QUARTETTO【通常盤】

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*1:最初の英詞のget it on はスラングとして「性交渉する」の意がある。babeもついちゃってるしなあ……ていうかそれでなくても「Bump you Bump me ~ ひとつになる」=お互いに身を打ち当てて(≒奏でて)「ひとつになる」って意味深……。歌詞全体に横たわる暴こうとしてる感じとか、「hunter」「溢れだす本能」「生身の情熱灯す衝動」とかそれっぽいワードも入りすぎてる。
あと全く余談だけどBumpにはエロティックに(腰を突き出して)踊るとか言う意味もある。ライブのダンス楽しみ

*2:後から歌詞カードを広げて(表紙裏表紙を繋げるかたちで)みたんですが、"QUARTETTO","NEWS"のアルファベットがきっちり一回ずつ使われていること、音符が"4つ"(うち2つは旗繋がってるけど)であることを考えるとかなり作為があるというか、あながち妄言でもないかもしれない

*3:「光の差す方へ」「走り出す明日より遠くへ」(QUARTETTO)
「駆け上がってく」(ANTHEM)
「スタート切る」「まーっすぐに進め」「一緒に歩もう」(NEWSKOOL)
「息を切らして走った」(ライフ)
「スピードあげていけ」「果てまで行こう」「そう信じ進もう」(Departure)
「歩き出してみよう」(ヒカリノシズク)、あたりの文言のせいかもしれない。他アルバムとの比較をしてないから何とも言えないけど

*4:2016.03.01「KちゃんNEWS」にて